日本酒がもたらす健康効果ー美容・アロマとして効果あり!ー
日本酒が身体にもたらす健康効果についてご紹介いたします。
■日本酒の秘められた健康効果
普段皆様が美味しく嗜んでいる日本酒。そんな日本酒が身体にもたらす健康効果をご存じでしょうか?今回は日本酒がもたらす健康効果についてご紹介いたします。
日本酒には次のような健康効果があります。(以下の効果は適量を守った場合です。)
【日本酒の適量の目安】
日本酒の適量の目安は厚生労働省が定める「1日平均で純アルコール量20g」に相当する1合(180ml)です。
ただし、お酒を飲むときの体調によっても適量は変わります。飲酒すると顔が赤くなる人などは、これよりも少ない量にする必要があります。
●血行促進:
日本酒の効果として最も実感しやすいものが、身体がポカポカするというものです。
日本酒のアルコールには「アデノシン」という血管を拡張させる作用があり、血行を促進します。冷え性や肩こり、頭痛などの血行不良によるトラブルに効果が期待できます。
また冬場は熱燗にすることで、より体を温める効果が期待できます。
●疲労回復:
日本酒は米と米麹を発酵させて作られるため、エネルギー代謝を促進するアミノ酸やビタミンB群が豊富に含まれています。特にアミノ酸はワインの約10倍も含まれています。それらの栄養素は疲労回復効果に役立つと言われています。
●美肌効果:
【日本酒を呑むことによる美肌効果】
①保湿
日本酒は酒米を発酵させるために、麹菌を加えています。この工程からというアミノ酸が作られ、そのアミノ酸が保湿効果をもたらします。
日本酒には、オリザノールやコウジ酸、旨味成分などの成分が含まれており、肌の保湿やハリ・ツヤの向上に効果が期待できます。
②血管拡張・ストレス解消
日本酒のアルコールには「アデノシン」という血管を拡張させる作用があり、血行を促進します。冷え性や肩こり、頭痛などの血行不良によるトラブルに効果が期待できます。
また、体が温まって筋肉がほぐれると、疲れや緊張も緩和されて心の凝りもほぐれてリラックスできます。冷え性の改善にもつながり、寒い季節には特に日本酒の良さを実感できます。
③アンチエイジング
日本酒を飲むと血液を固まりにくくする働きを持つ成分「ウロキナーゼ」を増やす作用や、血中にたまった悪玉コレステロールを除去する作用もあり、肌だけでなく血液も若々しく保ちます。
【日本酒を肌につけることによる美肌効果】
①肌のハリ・ツヤを向上させる
日本酒に含まれるα-EG(アルファエチルグルコシド)やα-GG(アルファグルコシルグリセロール)はコラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力をアップさせる効果が期待できます。
②抗菌・抗酸化作用・認知症予防
日本酒にはポリフェノールの1種である「フェルラ酸」が豊富に含まれています。フェルラ酸は抗菌・抗酸化作用があり、シミやそばかすなどの色素沈着を抑える効果が期待できます。
また、フェルラ酸は脳によい成分として認知症の症状緩和や認知症予防に効果があることでも注目されています。
※飲めない人にもおすすめ!日本酒風呂
日本酒が健康や美容に効果があるとわかっていても、「お酒が飲めないから・・・」という方、お風呂に日本酒を入れた美容法を試してみませんか?
日本酒風呂で温まれば、飲まなくても新陳代謝促進、血行促進、老廃物の排除、保湿、美白効果が期待できます。
【日本酒風呂の作り方、入り方】
1. コップ2~3杯ほどの日本酒(合成清酒はNG)を用意します。
古くなって飲めなくなった日本酒や香りが飛んでしまった日本酒も活用できます。
2. 37~38度程度のぬるめのお湯に入れてよくかきまぜます。
3. できれば湯船に浸かる前に体を洗いましょう。
日本酒には洗浄効果もあり、汚れが浮き出す場合があります。
4. 10分以上ゆっくりつかると保湿効果が高まります。
5. 最後にシャワーやお湯で体を流さず、そのまま上がりましょう。
※お酒に弱い方はアルコールアレルギーの可能性があり、酔ったり肌に赤みが出てしまったりすることがあります。様子を見ながら入り、症状が出るようであればすぐに中止し、シャワーなどで洗い流してください。
●アロマ効果:
日本酒には100種類を超える香り成分が含まれており、その成分が脳を刺激してリラックス効果を高めてくれます。特に吟醸酒系の日本酒には、カプロン酸エチルと酢酸イソアミルという2種類の成分が含まれており、これらには抗不安作用が示唆されています。カプロン酸エチルが強いとリンゴや梨のような香りになり、酢酸イソアミルが強いとバナナやメロンのような香りになります
●動脈硬化予防:
日本酒にはポリフェノールなどの酵素が含まれており、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、善玉コレステロールを増やすというデータが報告されています。
●食欲増進:
日本酒の主成分のアルコールは、消化酵素の分泌を増やしたり胃の血流を良くすることで胃の動きを活発にして消化運動を亢進させ、食欲を増進させます。
●免疫力向上:
日本酒にはビタミンB6などのビタミンが含まれており、たんぱく質の吸収を助けます。たんぱく質は身体を構成する重要な要素で、不足すると免疫力が低下する可能性があります。
■「日本酒はカロリーが高いから太る」は嘘!
日本酒のカロリーは100ml 当たり103 キロカロリーと確かに、ビール(44 カロリー)やワイン(76 カロリー)と比べると少し高いのは事実です。しかしこれだけで『日本酒=太りやすい』と結論付けてはいけません。例えば、ビールは日本酒と比べてアルコール度数が低いため、一度にたくさんの量を飲むように、お酒ごとに飲む量は異なってくるからです。
さらに、お酒のカロリーは「エンプティーカロリー」といって、糖質や脂質よりも先に、最優先で熱として放出されるため、体内に蓄積されにくいカロリーです。そのため、日本酒だけでなく、どのお酒も太りやすいわけではありません。むしろ、気を付けるべきはお酒と一緒に食べる「おつまみ」 のほうと言えるでしょう。
■飲みすぎはどんなリスクがある?
日本酒の飲み過ぎには、次のような健康リスクがあります。
①肝臓障害:
日本酒を毎日3合以上5年以上飲み続けると脂肪肝、5合10年以上で肝硬変になる可能性が高くなります。女性ホルモンの関係で男性より女性の方が少量・短期間で肝障害を起こし易いので注意が必要です。
②高血圧やメタボリックシンドローム:
アルコールの飲み過ぎは、高血圧や脂質異常症、高血糖、内臓脂肪の蓄積、脂肪肝などのメタボリックシンドロームに関与している場合が多数見られます。
③糖尿病:
アルコールを分解する際に肝臓で中性脂肪の合成が促進されるため、内臓に脂肪が蓄積されやすくなります。その蓄積した脂肪の影響や膵臓からのインスリン分泌が抑えられることで、血糖値の上昇を引き起こすことがあります。
④脳神経障害:
睡眠障害、認知症、アルコール依存症などの脳神経障害を引き起こす可能性があります。
⑤循環器の病気:
心筋梗塞、心不全、脳梗塞、脳出血、不整脈、末梢血管障害などの循環器の病気を引き起こす可能性があります。
厚生労働省は、生活習慣病のリスクの高い飲酒量として、男性1日平均40g以上、女性20g以上と定めています。また、一般的に、週に2日間程度の休肝日を入れることも推奨されています。
■日本酒を健康的に飲む方法・対策
①飲み会前の対策
- 牛乳やチーズ(脂肪分を含んだもの)
- 空きっ腹でお酒はNG
脂肪分を含んだものを食べれば、アルコールがゆっくりと吸収され、悪酔いを避けられます。
②飲み会中の対策
- ちゃんぽんはNG
- こまめな水分補給
(摂取する水はお酒と同量) - 食べながらゆっくり飲む
③こんな症状があったら飲むのをやめましょう
こんな症状がでたら、ソフトドリンクや水に切り替えてアルコールを体外に出しましょう。
- 手足の感覚が鈍い、動作が鈍い
- 視野が狭い
- 無性に眠い
④飲み会後の対策
- 水分をとる
- 栄養をとる
お助けフード(牡蠣、リンゴ、グレープフルーツ、卵、ゴマ、大豆)をとりましょう。
飲んだあとに、コンビニなどに売っている「ヘパリーゼ」と「マルチビタミン」をとりましょう。
■まとめ
日本酒が身体にもたらす健康効果についての特集、いかがでしたでしょうか?
日本酒の健康効果で意外と知らないことなどもあったのではないでしょうか。
適切な量の日本酒を呑んだり、日本酒風呂に入ったりして、日本酒の健康効果を実感しましょう!
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