長野の日本酒専門店「坐kura」米どころ八重原に佇む酒屋
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信州八重原の米農家が手掛ける長野の地酒専門店「坐kura」
坐kuraは、自社栽培の八重原米を原料に9つの酒蔵から醸された長野の地酒を扱う日本酒専門店です。
弊社オリジナルブランド「天土AMATSUCHI」、店名を名付けた「坐kura」は、米づくり農家と酒造りの蔵元による、お互いへの尊敬と信頼から生まれた、「ものづくり」に対する真摯な想いが実らせた特別な日本酒です。
環境の良さから豊かな香りと上品な甘みをもつ八重原米。その特徴を余すことなく映し込んだおいしい日本酒を取り揃えております。
希少米を生み出す長野屈指の米どころ「八重原」とは?
長野県の東に位置する八重原は、東に浅間山、西に蓼科山を望む、標高約600~800mの台地です。
晴天率が高く、年間2,000時間を超える日照時間がある一方で、台地であることから昼夜の気温差が大きく(平均気温差11℃以上)、湿度も低い、病害虫の影響が少ないという特徴があります。見渡すばかりの広大な台地、広大な空。八重原は、あますことなく自然の恵みを授かった、まさに農の神々に愛された土地です。
おいしい酒米が生まれる要素
■強粘土質
強い粘土質は多くの肥料をしっかりと抱え込み、成長に必要不可欠な養分・ミネラルを保つため、豊かな米が育つ特A産地とされています。そこへ有機物をたっぷり混ぜ、よりおいしい米をつくる土壌から育てています。
現存する国分寺の塔の中で最も古い国の重要文化財「信濃国分寺」では、八重原の粘土で作られた平安時代初頭の平瓦が出土。“良質の瓦が作られる土地では良質の米が作られる”。そんな伝承からも、八重原の土が米づくりに最適であるとわかります。
■蓼科山の湧き水
米作りに不可欠な水は、蓼科山から八重原までの長い用水路を流れる間に温められ、豊富なミネラルを含み私たちの田に注ぎ込まれていきます。栄養たっぷりの湧き水で育った健全な稲は、醸造過程で溶けやすく旨味をしっかりと日本酒に移し込むことができます。
かつて水源のなかった八重原は、稲作ができる場所ではありませんでした。約350年前の江戸時代、9年という歳月をかけた先人たちの想像を絶する努力により、蓼科山の源流から約55kmにわたって稲作のためだけに引かれた“八重原用水”が完成。松明(たいまつ)を立てながら高低差を目視で確認し、八重原まで水を引いてくれたご先祖様の姿を忘れずに、皆で大切に水を分け合い稲作を続けています。
「太陽と大地」という会社
株式会社 太陽と大地は、信州八重原で希少米を作り続ける農業生産法人です。ブランド米「謙太郎米」は、粒感がよく適度な粘りがあり上品な香りと甘みを持つコシヒカリはANAのファーストクラス、会員制リゾートホテル、東京のミシュラン獲得店の鮨店、和食店に数多く使用され、狭いエリアで育つ八重原米は生産量も少なく希少価値の高いおいしい米として食通の間で愛されております。
■事業
・主食用米生産事業
・無農薬栽培
・米粉用米生産事業(米粉パン)
・酒米生産事業
・米輸出事業(風土リンク)
・大豆生産事業
・小麦・そば生産事業
・作業受託事業
・加工品販売事業
・酒販売部門(坐kura)
■取り組み
・2004年 東京の食品商社の営業を経験したのち実家に戻り農業を始める。
・2007年 八重原米研究会を設立、地域内での技術や情報の交換を始める。
・2008年 長野県で初のJGAP認証(穀物)を取得
・2009年 独自ブランド「謙太郎米」を設立。品質にこだわったお米の生産と販売を突き詰める。大豆栽培を開始、アジアへの輸出も積極的に行う。
・2013年 地域の7軒のコメ農家とともに、国産米の輸出会社「風土Link㈱」を設立。現在取締役を務める2024年は輸出量954トンを見込。
・2014年「株式会社太陽と大地」として法人化し、現職。
・2022年 酒販売部門設立
・2023年 八重原米から醸した日本酒の専門店「坐kura」を八重原にオープン。オリジナルブランド日本酒「天土AMATSUCHI」、店名と同じ「坐kura」を発売。
米へのこだわり
ー 私たちは、より美味しい酒米を育てるため、日々努力を惜しみません ー
■稲にストレスのない栽培環境づくり
根を大きく張ることのできる田んぼをつくり、過不足のない肥料やミネラルの試用など、稲が本来持っている生命力を十分発揮できる環境づくりに努めています。
■通期の収穫作業
一般的な酒米は熱風によって短時間で乾燥しています。しかし、それは自然の姿ではありません。
自然温度の風で長い時間をかけて乾燥させることで、ストレスがない美味しい米が誕生します。
■モミのまま、生きたまま保管
通常は、乾燥後モミガラを除去した玄米の状態で米は保存されます。それは、保管や管理がし易いからです。私たちの米は、玄米の前の状態、つまりお米が生きている状態のモミで保管し鮮度を保った状態で発送日に精米します。
安心へのこだわり
■残留農薬不検出
毎年使用した農薬成分の残留量を検出していますが、結果は、全て不検出です。
■トレーサビリティ
お届けした酒米は、どこの田んぼで、いつ、誰が、田植え、稲刈り、精米出荷したか全てわかるように管理しています。
■蓄糞堆肥不使用
ホルモン剤や抗生物質、重金属等を含む可能性のある蓄糞堆肥は一切使用しておりません。
■減農薬・減化学肥料
自然のためにも、体のためにも合成化学物質の肥料の使用を控えています。「余計なものは田んぼには入れない、そして、お米以外は持ち出さない」持続可能な農業を目指しています。
酒米づくりへの挑戦
日本文化において重要な役割を果たしてきた稲作。日本人の食文化に欠かせない米を作ることに私たちは日々誇りをもって精進してまいりました。その中で稲作とは切っても切れない関係性にあるもう一つの重要な文化が「日本酒」です。日本酒に触れる機会の多い土地で生まれ育ったこともあり、日本酒造りには大変興味がありました。もう一つの文化「日本酒」にもっと深く関われないだろうかという思いが次第に大きくなり、17年前に日本酒の原料である「酒米づくり」を決意します。
「ここ八重原なら絶対にすごい酒米ができる」そんな夢を持ち酒米の試験栽培がスタートしましたが、それは自分たちが想像した以上の困難を要しました。中でも標高500m以上での栽培が難しいとされる酒米「金紋錦」は収穫の適期が読み切れず失敗。美味しい日本酒の原料となるには課題が山積みで、毎日資料を読み勉強し田んぼと向き合う日々でした。しかし不思議とそんな状況が続く中でも自分は絶対に美味しい酒米をつくれるという確信が消えることはありませんでした。米作りにおいて恵まれた環境と代々受け継いできた技術がそう思わせてくれたのだと思います。
そしてついに標高800mの地、八重原台地で自分たちが思い描いていた「金紋錦」「ひとごこち」「山恵錦」の三種類の栽培が成功し、高品質な酒米は、現在長野県内の有名酒蔵9か所で原料として使用され、長野県の人気の地酒となって地元のみならず全国で愛される酒となっております。
大信州酒造への想い
酒米を作り始めて一番最初に卸す先は「大信州酒造」と心に決めていました。
理由は、まず圧倒的に酒が旨いこと。酒造りへの姿勢にゆるぎない伝統技能と技術、そこで働く人たちの人間性すべてが一体となることで生み出す至極の酒だと感じていたからです。その想いを実現するため、若かった代表は意を決しある日本酒イベントに向かいます。
■目指すは大信州ブース
なんの人脈もないままブースの前でうろうろと居座り社長が現れるのを待ちました。「迷惑だな」という自覚はありましたが、断られるのを覚悟で思い切ってお願いすると後日なんとかお話をさせて頂く機会を設けてもらうことができました。田中社長に「美味しい酒米をつくれるんですか?」と聞かれ「美味しい酒米を作ることができます」と言い切りました。
地元の生産者とのつながりを大切にしてきた酒蔵に、同じ長野とはいえ、離れた八重原の酒米を使ってもらうのは簡単ではないことは理解していました。でもこのチャンスを絶対に逃すわけにはいかず、社長に何度か諭されながらも必死に米農家と酒蔵の未来を伝え続け、まずは試験的にという条件でなんとか承諾を得ることができました。
”自分の米が大好きな日本酒の原料になる!自分は絶対においしい酒米を提供する!”と初志貫徹の熱い想いを胸にここから本格的な酒米作りがスタートします。
八重原の環境・先人からの教え・今持つ自分達の経験値をすべて生かし、スタッフ一丸となって田んぼと向き合い酒米を提供し続けました。
■2008年、自分たちが作った八重原米から醸した酒が「別囲大吟醸」(2014年・2月に八重原純米大吟醸に改名)として、大信州酒造から販売!
自分たちの酒米を認めてもらえたその酒は、驚くほど素晴らしく、それは改めて大信州酒造という酒蔵の凄さを思い知らされる、そして八重原米のポテンシャルを証明する一本ともなりました。
また、同じ八重原地域に住む方々にも大変喜んでいただき、応援してもらえたことも嬉しかった。八重原純米大吟醸はこれからもこの土地を大切に稲作を続けていこうと思いを強くした誇りの酒です。
なんの経験値もなくアポイントも取らず突然イベントブースに現れ「契約栽培米をつくらせてほしい」と言い出すところから始まった大信州酒造とのご縁、そんな自分たちにチャンスを下さった田中社長には心から感謝しております。
商品情報
・大信州 八重原純米大吟醸 厳選中取り 無濾過原酒
・八重原産契約栽培米ひとごこち100%
・味わい 芳醇旨口
長野県限定販売の日本酒です。東御市八重原産、大信州契約栽培米ひとごこち全量使用。
透明感のある含みと滑らかな舌触りの辛口、ふくよかな甘みが美しいバランスで仕上がっています。最後に甘・酸・辛・渋が一体となって心地よく余韻が残ります。少し冷やした状態から温度を上げながら楽しんでいただくことにより、より豊かな表情を楽しんで頂けます。
2024年 長野の新品種「信交酒557号 夢見錦」の栽培に成功!
株式会社 太陽と大地は「信交酒557号(夢見錦)」の栽培に長野で初めて成功しました。2014年に「山田錦」と「ひとごごち」から育成された「三重酒20号」を母とし、「山田錦」を父として交配した長野県の新品種です。
八重原産「夢見錦」100%で醸した日本酒が大信州酒造から発売!予約受付開始!
ー 商品情報 ー
大信州 GIヒカリサス 八重原産 夢見錦100% ¥11,000(税込み)
【味わい】キレのある飲み口と芳醇な果実味、優しい酸と甘みのバランスが素晴しい。雑味が一切なく非常にクリアでありながら厚みのある旨味の余韻。まったく飲み飽きしない美味しすぎる 日本酒です。詳しくはこちら
八重原米から醸す日本酒専門店『坐kura』
現在、私たちの酒米は長野県内の有名酒蔵9か所でおいしい日本酒となっております。鑑評会の常連で極みの酒を作り出す「大信州酒造」をはじめ、2023年IWCインターナショナルワインチャレンジでみごと世界一に輝いた「湯川酒造店」、昨年復活し、たちまち人気となった「山三酒造」など、名だたる酒蔵に酒米を使っていただけるのは本当にありがたく誇らしい気持ちです。
八重原米を原料とする日本酒は、八重原の気候風土(テロワール)がきれいに表現されたものばかりです。この素晴らしい日本酒をもっと広めたい、テロワールをもっとも理解している米農家がしたいとの想いで2023年に自社栽培の八重原米を原料とする日本酒の専門店『坐kura』を田んぼに囲まれた八重原にオープンしました。
築80年の土蔵をリノベーションした店内。伝統工芸を駆使したインテリアを使用し、長い間そこにあったかのような雰囲気と時間の積み重なりを感じる空間として構成されています。酒米が生まれた土地に建つ店舗でテロワールを感じながら日本酒をお楽しみいただける新しい形の日本酒専門店です。
『坐kura』
386-0406
長野県東御市八重原1588
Tel 070-9145-0864
Fax 050-3588-0864
info@thekura.jp
営業日 木・金・土・日・祝日
営業時間 13:00~17:00 ※ゴールデンウィーク期間(4/27~5/6)は10:00~18:00まで営業
HP thekura.jp
空間デザイン 鄭秀和
家具・照明の制作『 株式会社t.c.k.w』
ブランディングデザイン『SQUEEZE inc』
取扱い商品
■大信州酒造 松本市 「大信州八重原純米大吟醸」「香月 」※2032年サミット外相会合提供酒 他
■湯川酒造店 木祖村 「十六代九郎右衛門ひとごこち」「木曽路 山恵錦」
■山三酒造 上田市 「山三 ※全商品が八重原米100%」
■佐久の花酒造 佐久市 「佐久の花 八重原ひとごこち」
■高天酒造 岡谷市 「美絵スペシャル」
■和田龍酒造 上田市 「登水ひとごこち」
■豊島屋 岡谷市 「神渡」
■岡崎酒造 上田市 「信州亀齢(お取扱い2025年)」
■大澤酒造 佐久市 「明鏡止水(お取扱い2025年)」
モノづくりへの尊敬と信頼から生まれた至極の酒
店舗では、長野県内の酒蔵が醸した日本酒のほかに「オリジナルブランド」を販売しております。
「酒の根幹である米。米をつくる農家から、酒の本質をみつめ、テロワールを語れる日本酒をつくりたい」」「長野で生まれ育った最高の米、最高の酒蔵の技術があわされば唯一無二の酒をつくれるはず」そんな想いが、オリジナルブランドを生みだす第一歩となりました。
ー 商品情報 ー
■天土AMATSUCHI 純米大吟醸 【価格】 15,000円(税別)
全量袋しぼり無加圧無濾過原酒
自家培養酵母
使用米:金紋錦(長野県東御市八重原特A地区)無農薬・無化学肥料栽培
アルコール度数:16%
容量:720ml
販売者:株式会社太陽と大地
醸造元:大信州酒造株式会社
ブランドサイトはこちら
パッケージ・ブランドサイトデザイン 『SQUEEZE inc』
※天土は【八重原の実店舗・ウェブショップのみ】のお取り扱いとなります。詳しくはこちら
ふるさと納税はこちら
■『天土』それぞれの漢字が表現するもの
天:神々がいる場所、悠久の時と歴史、太陽(ヴィンテージ)
土:大いなる自然、風土、大地(テロワール)
■使用米
『天土』に用いられる米は、酒造好適米 “金紋錦”
長野で生まれた、この地の気候風土のなかで最も味わい豊かで上質な酒を醸す米です。ミクロクリマである八重原特A地区。その中でも、栽培に最も適した区画で、無農薬・無化学肥料栽培で育てた酒米は、口に含んだ瞬間から、金紋錦がもつ品格と調和、悠久の時と最上の米を作り出す八重原の風土、そしてこの土壌を知り尽くした米の生産者だからこそ語ることができるテロワールが感じられます。
■醸造 大信州酒造
明治13年創業。「第67回 長野県清酒品評会」首席優等賞(優勝)、「令和4年度,全国新酒鑑評会」金賞受賞。
大信州が造る酒は、すべての工程においてこれ以上、手をかけることができないというところまで手をかけた「手いっぱい」の酒です。自然と対話し、人と対話し、そして酒と対話し、そのうえで人が醸す、まさに手造りの酒。手仕事のなかには機械化できることもあるかもしれませんが、効率を求めて本質までをも機械化し、マニュアルに基づいて人が造る酒は単なる工業製品的な加工食品であり、文化とは言えない。型通りの「技術」ではなく経験が培う「技能」で醸し、さらにその地の風土を映し込んでこそ、酒ははじめて「文化」になる。ただおいしいだけの「旨い」を実現させるのは当たり前のこととし、その先にある文化としての「美味い」を創り出すことを目指す至高の蔵である。
■天土AMATSUCHIの造り
仕込み水は、梓川水系の井戸水を使用。北アルプスの山々に積もった雪が、何十年もの時を経て濾過され、梓川に流れ込んだ水です。その水質は、やわらかな口当たりと、きめ細かく滑らかな舌触りを作り出します。そして造りは、すべての工程に最も手間のかかる吟醸づくり。米の雑味をなくすため、麹米は38%、掛米は40%まで削り、 ゆっくりと発酵させたもろみを、蔵人総出で行う「袋搾り」で上槽する。麻のような布袋から垂れる酒のみを抽出するのは、芳醇な香りや米の旨み、生まれたままの表情や個性を残すためです。気の遠くなるような手間暇をかけて、奇跡の味わいが完成します。
■味わい
口当たりは上品でありながら驚くようなインパクトを感じます。洗練されたフレッシュで華やかな林檎の香りと重厚な旨み、芳醇な果実味と和三盆のようなやさしい甘味が完璧なバランスで口の中に広がり、金紋錦が持つ複雑さが奥行きのある旨味と品格を醸し出します。
驚くほど長い余韻は米のポテンシャルと醸しの技術を感じさせてくれるでしょう。
■お料理との相性
ボリュームがありますので和食のみならず洋食・中華などにもしっかり合わせることができます。
・山菜の天ぷら
・鰻
・酢豚
・金目鯛の煮つけ
・ジビエのロースト
・おせち料理
ー 商品情報 ー
坐kura 純米大吟醸 【価格】 3,500円(税別)
無濾過原酒
自家培養酵母
使用米:金紋錦(長野県東御市八重原特A地区)特別栽培
アルコール度数:16%
容量:720ml
販売者:株式会社太陽と大地
醸造元:大信州酒造株式会社
ラベル・ロゴ デザイン 『画家・書家 岡村芳樹』
※坐は【八重原の実店舗・ウェブショップのみ】のお取り扱いとなります。詳しくはこちら
ふるさと納税はこちら
■『坐(くら)』という漢字、日本酒に込めた想い
人がしっかりと土に根差し、豊かな四季の中で自然の恵みを受け、また新たな年を迎える時間は、人間にとっての真の豊かさであると考えます。日本風土の中で生まれ、長きにわたり、世代から世代へと受け継がれてきた米づくり。その文化に日本酒は重要な役割を果たしてきました。伝統を紡いできた先人たちの想いを乗せた「坐Kura」には、天に恵まれた米栽培好適特A地区の八重原産酒米「金紋錦」を100%使用しており、私たちにとっては大切な宝物のような酒米です。
また、同じ読みを持つ蔵(くら)は、「大切なものをしまっておく場所」という意味があり、「坐」という文字には、ここ八重原の米作りに対する想いが込められています。
■ラベルデザイン
岡村芳樹 1996年東京都生まれ。2019年武蔵野美術大学卒業。
北海道、東京、兵庫、京都、プラハを転々としながら生活。生活における視界から抽出された事象を等身大の大きさの中に込めることを画業の中心に据えて創作活動を展開。手の内に収まるテラリウムのように、触覚的な性質を多く持つ視覚の芸術に温度や湿度、味覚を想起させるような仕掛けを組み込むことにより、絵画の機能を拡張することを目指している。
「坐kura」は、未来の日本文化を創る若い年齢層の方にもその品格を体験して頂き、「自分たちの国には世界に誇れる唯一無二の酒がある」と胸を張っていただきたい。そんな想いを込めてボトルデザインを依頼し、「伝統から未来を映し出す酒」を表現していただきました。
■味わい
口当たりは非常にすっきりしていて甘みと酸が凝縮感のあるフルーツを思わせるインパクトがあります。金紋錦が持つ複雑な旨味が絶妙のバランスで表現され、ポテンシャルの高さを感じる味の厚みと長い余韻が続きます。
■お料理との相性
・シンプルな魚の塩焼き
・鶏肉の甘辛煮
・白身魚のムニエルレモンバターソース
・鰻の白焼きと山葵・鮎の塩焼き
・蕗の薹の天ぷら
・ウドのきんぴら
・熟成生ハム
・おせち料理
■「天土」「坐」オススメの飲み方
冷蔵庫で冷やしたのち常温に出して温度を上げながらお飲みいただくと一層美味しくお召し上がりい
ただけます。
■ヴィンテージSAKE
毎年違う気候の中で育まれる米は、毎年違う表情を見せる酒に仕上がります。その年々の風土を映しだす酒をヴィンテージごとにお届けします。
マイナス5度の冷蔵庫で綺麗に熟成させた日本酒は、角がとれ旨味が増しよりおいしく感じられます。
全く違った表情を見せるヴィンテージSAKEをぜひご堪能下さい。
※ヴィンテージ商品はメールよりお問い合わせください。info@thekura.jp
新たな文化を紡ぐ酒
近年、日本で造った酒の輸出量が伸びています。2021年は前年比1.6倍の1147億円、2022年も22月までの累計で1279億円と、21年の水準を超えています。
中でも人気は、四合瓶(720㎖)で、1万円をこえる高級酒も多く、世界で日本酒は、ワインのように料理とのペアリングを楽しむ「嗜好品」として認知されつつあります。
酒造りは、長い歴史が創り出した世界観と、その卓越した伝統技術により生まれる美味しさで、今や世界中で高く評価され、消費ではなく共感する価値を獲得しています。
テロワールがもたらす土壌や気候、風土などから特有の風味や品質を持つワインは、料理との相性を高め、より深いペアリングの楽しみ方を提供することが出来ます。
その世界を見た時に、日本酒は料理との相性の良さは知られていても、2億6000万hlと圧倒的な消費量を誇るワインと比べて、テロワールやヴィンテージに関する情報が限られているという現状があります。 世界中でペアリングを楽しむ「嗜好品」としての地位を確立するには、ワインの文法で語れる日本酒であることが重要です。農家が田んぼから発信する酒は、その課題に立ち向かう重要な一歩と考えています。